「スマホの画面が割れて操作ができない…」
「スマホの画面が割れたけど操作はできる。どうすべき?」
「修理先はどこがいい?それとも買い替え?」
とお困りではないですか?
本記事では元スマホ修理店勤務の私が、スマホの画面割れの対処法や危険性を詳しく解説します。
あわせて修理と買い替えの違いや、画面割れの予防方法についても解説しています。
画面がバキバキに割れてしまったスマホをどうしようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
スマホの画面が割れた時の対処法3つ
スマホの画面が割れた時の対処法は大きく分けて3つあります。
対処法それぞれのメリットやデメリットをこれから詳しく解説します。どうしようか悩んでいる人は内容を読んで自分に合った対処を行いましょう。
スマホを買い替える
1つ目の対処法はスマホを買い替えることです。単純明快な対処法で、予算があれば視野にいれましょう。
これからメリットとデメリットを解説します。
メリット│買い替えは新しいスマホを使えるので懸念が残らない
スマホを買い替えることで、新品を使用できるのがメリットの1つです。修理の場合は一度壊れたスマホを再使用するため、少し懸念が残ります。比べて買い替えは新品を使うので懸念が残りません。
また、購入元が有料補償を用意している場合があり、加入しておけば次の故障に備えることもできます。
デメリット│買い替え費用がかかる
買い替えはスマホ本体の購入費がかかります。一括・分割支払いなど支払い方法は自分に負担をかけないように設定できるものの、トータルで必要な費用は数万円~数十万円です。
予算に余裕があれば問題ありませんが、安いとは言えない費用がかかるため、多くの人はコスト的な面で負担になるでしょう。
乗り換えやキャンペーンを使ってお得に買い替え!
現在ヤングモバイルでは新規契約や乗り換えなどで、お得に本体を買い替えるキャンペーンがあります。今なら最大2万円もお得に新しいスマホが購入できるチャンス!
スマホを買い替え予定の人は、普通に買い替えるのではなく、キャンペーンをうまく活用してお得に買い替えるのがおすすめです。
スマホを修理にだす
2つ目の対処法はスマホを修理にだすことです。メーカーの正規修理や非正規店での修理など修理を行っているお店はたくさんあります。
修理に出すメリットについて、詳しく解説していきます。
メリット│買い替えよりも費用が安い場合がほとんど
修理のメリットはスマホ本体の買い替えに比べると、費用が安くすむことです。iPhoneで例えると購入費は新品で10万円前後、修理費は数千円~4万円程とかなり金額に差があります。
詳しい修理費用の目安として、例としてiPhoneX~iPhone12の画面割れ修理費用をまとめた表が下記となります。
機種 | Apple正規修理 (保証未加入時) | 非正規修理店 (アイサポ新宿本店) |
---|---|---|
iPhone X | 42,800 円 | 4,980円 |
iPhone XS | 42,800 円 | 5,980円 |
iPhone 11 | 28,800 円 | 7,980円 |
iPhone 12 | 42,800 円 | 14,980円 |
参照元│Appleサポートページ.アイサポ修理料金ページ.Amazon
Appleの正規修理では4万円前後、非正規店(アイサポ新宿本店)では4千円~1万円前後で修理ができます。
新品のiPhoneが10万円前後で購入できると仮定すると、修理は半分以下の費用です。よって、買い替えと比べてコストがあまりかからないのが大きなメリットの1つだと言えます。
デメリット│一度衝撃が加わっているので他部品に懸念が残る
修理のデメリットは、修理箇所以外の部品に今後の懸念が残ることです。画面割れの修理で画面はピカピカに直りますが、他の部品は壊れていなければそのまま使いまわされます。
スマホの部品は繊細なため、衝撃によって弱っていたり脆くなっていたりする場合があります。
とはいえ正規修理店では懸念を残さないため、修理と題して「本体交換」を行ってくれる場合もあります。本体交換は別の本体に変わるため懸念が残りません。しかし、費用が買い替えと同じく高額になる場合があるので注意しましょう。
保護フィルムで応急処置・バックアップをとる(操作可能な場合のみ)
買い替えや修理にだす費用が用意できない場合、応急処置をして一旦やりすごす方法もあります。画面割れした亀裂で怪我をしないように保護フィルムを貼りましょう。
とはいえ、いつ具合が悪化するかはわからないので、早めに買い替えや修理などの根本的な解決をおすすめします。
画面割れはいつ操作できなくなるかわからない状態です。応急処置の延長としてデータのバックアップも行いましょう。操作不可になってからではデータを取り出すのは困難です。
いつでもスマホの保険に入れる!モバイル保険
購入時に補償に加入し忘れた人や、今から保険に入りたい人にはモバイル保険がおすすめです。
月額700円で3台まで同時契約が可能。最大の3台契約時は1台あたり月額233円で利用でき、さらにお得です。
正規店や非正規修理店に関係なく、修理費用の10万円までを保障してくれるサービスです。
これから修理先を検討する人は、先にモバイル保険に加入してみてはいかがでしょうか。
スマホの画面割れを修理するなら正規修理?非正規修理?それぞれの特徴を解説
修理すると決めても、次は正規修理店と非正規修理店のどちらに行けばいいのかわかりづらいですよね。なので、これからそれぞれの特徴を解説していきます。
各修理先の特徴を知って、ぜひ自分に合った修理店選びの参考にしてください。
正規修理は本体交換または純正品を使った確かな修理
メーカー修理や購入したキャリア(Softbank、auなど)に修理にだせば、新しい端末と交換する「本体交換」や純正品を使った確かな修理を行ってくれます。
費用は前述した表にあった通り、非正規店より高額になる場合があります。しかし、購入時に補償サービスに加入していれば、格安or無料で修理を行ってくれる場合があります。
料金については各メーカー・キャリアによって異なるので、まずはお問い合わせしてみましょう。
バックアップをとっていないとデータは助からないかも…
メーカーやキャリアの対応次第にはなりますが、作業時にデータを消されてしまう可能性があります。本体交換ともなれば、新しい端末が送られてくるのデータは入っていません。バックアップから復元させる必要があります。
ただし、事前に各メーカーやキャリアでデータが消えるとの説明があるはずなので、そこで「データが消えるのはまずい!」と思えば一旦保留にできるでしょう。
よって、データが消えるとまずい人は預ける正規修理店の提示する内容をよく確認しましょう。
非正規修理店は修理費が安い・データが助かる可能性がある
前述した表のとおり、スマホの画面割れ修理に正規修理店が数万円かかるのに対し、非正規修理店は数千円で修理できる場合があります。価格の安さがメリットの1つです。
さらに、非正規修理店のなかにはデータそのままで修理をしてくれるお店があります。データが消えるとまずい人は、データそのまま修理をしている非正規修理店に相談してみましょう。
郵送修理も対応!非正規店なら総務省登録業者のアイサポがおすすめ
アイサポは総務省登録修理業者&データそのままでiPhoneを修理してくれるお店です。
長期6か月保証もついているので、初期不良があっても安心なのも嬉しいポイント。
郵送修理にも対応しているので、近くに条件のいいお店が見つからない人にもおすすめです。
※保証期間や料金については変更となる場合もあるので、都度確認しておきましょう。
互換品を使った修理のため品質に差が出るかも
商標などの問題により純正品は使えない場合があります。互換品は「コピー品」ともいわれ、コピー品の画面ではタッチ感度や映りなどがこれまでと違うかもしれません。
品質が心配な人は、利用予定のお店に品質はどの程度かを確認するとよいでしょう。
ただし非正規店でしか問題が解決できない場合もあります。(データ救出など)
その場合は純正品質は諦める必要もでてきます。
品質かデータ救出か、どちらが自分にとって優先順位が高いかを考えましょう。
他に修理にかかる費用やアフターサービスの充実度などでも選ぶお店は変わってくると思います。
自分に一番都合のいいお店さがしをしましょう!
画面が割れたスマホに潜む危険は大きく分けて4つ
画面が割れたまま使う人のために、画面が割れたスマホに潜む危険性を解説します。
特に注意したい危険を4つに厳選してご紹介します。
上記のことが起こるとどれも厄介です。事前に把握しておき、症状が出る前にはやめに買い替えや修理を検討しましょう。
スマホの画面割れをそのままにしておく危険性についてこれから解説していきますが、さらに詳しく解説した記事もあります。ぜひこちらもお読みください。
勝手にタッチ(ゴーストタッチ)され初期化が必要になることも
勝手に操作されるゴーストタッチが起こると、ロック解除番号やパターンを間違え続け、初期化をやむなく行う状況になる可能性があります。
ほかにも偶然起こる可能性があり、特に困る可能性が高いのが、アプリの消去や設定変更、決済などです。偶然とはいえ、勝手に行われると取り返しがつかない事態になりかねません。
ゴーストタッチは画面が点灯していなければ行われません。なるべくスリープ状態にするか、電源を落として修理に出しましょう。
過去に、画面が真っ暗(故障で)だが実は中でゴーストタッチされていたケースにも出会っています。修理後に画面が無事復活したと思ったら、初期化してくださいの文字が…
といった悲惨なケースもあるのでバックアップはこまめにとっておきましょう!
タッチできない・液晶が映らないなど突然悪化する恐れがある
スマホの画面割れは軽度でも、突然タッチができない・液晶が真っ暗になるなどの不具合が起きる可能性があります。これは画面割れが原因で、症状が悪化して起こる不具合の1つです。
特に気を付けたいのは、操作できるからと画面割れを放置し、出先や忙しい時に突然スマホが使えなくなることです。スマホによっては緊急SOSを特殊な方法で送れる場合もありますが、知人や取引先などの個人に連絡はできません。
緊急事態になる前に、予算があれば買い替えや修理で画面割れに対処しておきましょう。
隙間ができて水の侵入を許してしまう
画面割れしたスマホは防水性能が無くなっています。割れた部分に水などの液体が内部に侵入する恐れがあるからです。
水の侵入はあらゆる故障の原因になり危険です。画面の故障からメイン基板の故障など、修理で助かる軽度な故障から修理でも助からない重度な故障まで、さまざまな危険が潜んでいます。
元々の防水性能は失われているも同然なので、水場への持ち込みは控え、早めに対処しましょう。
割れた画面で指を切るかもしれない
スマホの画面はガラス製のものが多く、割れた画面で指を切るなどの怪我をする可能性があります。ガラスでなくても、割れた破片や切り口は鋭利なので気を付けましょう。
怪我をする前に、上から保護フィルムを貼るなどして対策しましょう。
対策後は早めに修理にだすなどし、対処することをおすすめします。
スマホの画面割れを自分で修理するのはおすすめできない
スマホを自分で修理すると、電波法に違反※になる恐れがあります。さらに修理に失敗し、助からない状態にまで症状が悪化する恐れもあります。
スマホを自分で修理することのメリットやデメリットなどについては下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひご参考にしてみてください。
スマホの画面割れが軽度でも安心できない理由3つ
スマホの画面割れが軽度であっても安心できません。その理由を3つこれからご紹介します。
軽度でも割れがあるのとないのとでは、スマホの画面の耐久性や安全性が異なります。軽度だからと対処に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
次の衝撃に耐えられない可能性が高まっている
軽度な画面割れでも、ひびがある状態では耐久性が落ちています。割れていない画面であれば2,3回落としても当たり所がよければ割れずに済むかもしれません。しかし、ひび程度でも割れがあれば同じ条件でも画面がバキバキに割れてしまう可能性が高いでしょう。
スマホと同じガラス素材で例えると、割れた窓ガラスと割れていない窓ガラスでは耐久性が違うのが想像つきますよね。割れた窓ガラスは次の衝撃で更に割れが広がるか、砕けてしまうでしょう。
スマホも同様に、次の衝撃で操作不可能なまでに壊れてしまう恐れもあります。放っておかず早めの対処をしてあげましょう。
隙間から水の侵入を許す・水没しやすい
軽度な画面割れでも隙間から水の侵入を許す恐れがあります。前述したように、水没はありとあらゆる故障の原因です。
水場への持ち込みは控え、水没しないように気を付けつつ、予算があれば修理や買い替えをしましょう。
軽度な画面割れから突然悪化するケースも
軽度な画面割れでも、画面部品に悪影響を与えないわけではありません。突然操作ができない・画面が真っ暗になるなどの故障に繋がる可能性があります。
「軽度だし大丈夫。今も普通に使えているし。」と安心している人は注意です。たまたま今も無事に使えている、といった意識を忘れないようにしましょう。症状が悪化して困った事態になっても、あくまで修理しなかった自分の責任なのです。
いつ壊れるかわからないけどすぐには直せない…と言う人は、念のため毎日バックアップをとっておきましょう!
バックアップさえとっていれば、故障しても他の端末でデータを復元できますよ!
スマホの画面割れを未然に防ぐには?予防方法を紹介
スマホの画面割れは、ちょっとした不注意で起こることが多いですよね。とはいえ事前に対策をとっておくことは可能です。
これからスマホ用アクセサリーを使った予防方法を3つご紹介します。
スマホを守るアクセサリーはさまざまな販売があります。「これは大事だな」と思ったらぜひ自分に合ったものを購入してみてください。
iPhone購入時に、一緒に買っておくべきアクセサリーを紹介した記事もあるので、買い替えを検討している人はぜひこちらもお読みください。
保護フィルムや・ガラスコーティングで強度を高めておく
スマホの画面を保護フィルムやガラスコーティングを使って保護すれば、画面割れの可能性を下げれます。
保護フィルムは衝撃を肩代わりしてくれるだけでなく、擦れ傷からもスマホの画面を守ってくれます
限界はありますが、少しでも画面割れを回避するためには有効でしょう。保護フィルムは安いもので1,000円前後~で購入ができます。
ガラスコーティングは耐久性に優れた被膜により、スマホの画面を傷や衝撃から守ってくれます。費用は保護フィルムと比べて少し高いです(お店で4,000円前後)。
保護フィルムについてより詳しく解説した記事もあります。保護フィルムが必要かどうか悩んでいる人はぜひお読みください。
保護フィルムをガラスコーティングする合わせ技もあります!費用はかかりますが、保護ガラスの強度があがったり貼り直しできたりとメリットはもちろんあります。
万が一に備えて、予算に余裕のある人は試してみてはいかがでしょうか!
耐衝撃に優れたスマホケースに入れる
耐衝撃に優れたスマホケースは衝撃があった時にクッションの役割をしてくれるため、スマホ本体へのダメージを緩和してくれます。
角に丸みがあるものやシリコン製でクッション性が高いもの、スマホ全体を覆うメタリックケースなどさまざまなケースが販売されています。
デザインも豊富にあるので、自分にぴったりのケースを見つけて購入してみてはいかがでしょうか。
「Hamee」の人気ケース「iFace」は、デザインも豊富でありながらシリコン製の耐衝撃性能にも優れています。
HameeではiPhone各種のケースだけでなく、強化ガラスなども販売してますので気になる人はぜひチェック!
スマホケースは薄っぺらいプラスチック製のものなどもありますが、耐衝撃性には不安が残ります。なので、せっかくケースに入れるなら耐衝撃性に優れたケースがおすすめです。
ちなみに私はAppleマークが隠れないクリアデザインのiFaceを愛用しています!
落とさないようにストラップやリングをつける
スマホを首にかけるストラップや、スマホの裏面に取り付けるリングで落下自体を予防しましょう。
ストラップやリングがついているスマホケースも販売されているので、「ケースと一緒にストラップやリングが欲しい!」と言う人はセットのケースがおすすめです。
ストラップやリングを後付けする場合は、自分の使っているケースやスマホ本体にうまく取り付けられるかを事前に確認しましょう。
ものによってはデザインのせいでうまく取り付けられない場合があるので、注意が必要です。
スマホの画面割れやに備えた事前対策(アクセサリー以外)
アクセサリーで故障防止をする以外の事前対策で有効なのは、下記の2つがあります。
いずれも緊急時に役立つ情報ですので、万が一に備えて事前に対策をしておけばより安心です。これから上記2つについて詳しく解説していきます。
購入時に有料補償を付ければ故障した時も安心
スマホが壊れた・壊した時のために、購入時に有料補償サービスに加入しておくと安心です。有料補償サービスは通常の補償サービスに加え、過失による故障でも割引価格で修理や本体交換を行ってくれるサービスです。内容は提供しているお店で異なります。
iPhoneの販売元である、Appleの有料補償について詳しく解説している記事があります。割引なしと割引ありでの修理費用の差など解説しておりますので、iPhoneユーザーの人はこちらもご参考にしてみてください。
故障に備えてバックアップをとっておこう
スマホの画面割れや故障に備えて、常に最新のバックアップをとっておくことが大切です。バックアップをとる方法はスマホの種類や保管したいデータで多少異なりますが、大まかに分けると下記の2つが使いやすいです。
他にもフリーソフトを使ったバックアップ方法や、各スマホメーカーが提供しているアプリなど、さまざまなバックアップ方法があります。使用時の注意点や操作方法はそれぞれ異なるので、各メーカーのサイトをよく確認しながら操作を行いましょう。
スマホの画面が割れたら修理や買い替えを!放っておいても回復することはない…
スマホの画面割れを確認したら、買い替えや修理を検討しましょう。放っておいても自然に直ることはなく、むしろ症状が悪化する場合があります。
買い替えか修理のどちらにするかは、予算や仕上がりを想像して自分に合ったほうを選びましょう。
わからない場合は、購入元や修理店に相談してみるとよいですよ。
そして再発防止のために、スマホの画面が割れないようにアクセサリーを購入したり、補償サービスやバックアップをとっておいたりと、今後は事前の対策をするのをおすすめします。