iPhone 12は防水機能がありますが、はたしてお風呂で使っても平気なのでしょうか?
その疑問にお応えすべく、元iPhone修理店勤務の私がiPhone 12の防水性能やお風呂での使い方を解説します。
こんにちは!ATOMOです!
これからお風呂でiPhone 12を使おうと思っている人は、ぜひ当記事を参考にしてくださいね。
事前に│iPhone 12の防水機能を解説!お風呂で使えるのか?
お風呂で使う前に、iPhone 12の防水性能をチェックしていきましょう。
iPhone 12の防水性能はIP68で高性能
iPhone 12の防水性能は、『IP68等級』です。
IP68等級って言われてもピンとこないな…。
どのくらいすごいの?
たしかにわかりにくいですよね…
なのでわかりやすく、表にまとめてみましたよ!
iPhone 12の防塵・防水性能 | 防塵性能 | 防水性能 |
IP68等級 ※1 | 6等級 (粉塵が中に入らない) | 8等級 (継続的に水没しても浸水しない)※2 |
※1 2024年2月24日時点の情報です。
※2 IP68の防水性能は試験の基準がメーカーにより異なるため、表記が異なる場合があります。
iPhone 12に搭載されているIP68等級の防水性能は、表記をみると高性能だとわかります。
ただし、8等級はメーカーにより基準が異なり曖昧な部分があります。
1つ確実に言えるのは、完全防水ではありません。
お風呂はお湯のため防水性能が発揮されない可能性あり
お風呂は真水が使われている防水性能のテストと異なる環境のため、うまく防水性能が機能しないかもしれません。
お湯だとなぜ機能しないのか?については下記の記事で詳しく解説しています。
補足│防水性能を備えているが保証対象にはならない
防水性能が高いiPhone 12と言えど、水没での故障は1年間の無料保証の対象外です。
防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。
引用:Apple support
いかなる理由でも水没が原因であれば、修理料金の割引や無償交換にはならないので注意して使いましょう。
防水のiPhone 12をお風呂で使う方法
ここからは、iPhone 12をなるべく安全にお風呂で使う方法をご紹介します。
故障する危険があるので、使う場合は自己責任でお願いします。
事前にバックアップをとることをおすすめします!
湯船への落下・湿気・湯気に十分注意して使う
iPhone 12をお風呂で使う場合は、なるべく湯船や湯気などの水分から遠ざけて使いましょう。
特に、湯船への落下はiPhoneが壊れる可能性がかなり高いです。
湯船でぬるま湯に長時間浸かるときだけ、など限定的に使うのが比較的安全です。
市販の防水ケースに入れる
お風呂へ持ち込む際は、防水ケースに入れましょう。
防水ケースは湯気や飛び跳ねた水滴からiPhoneを守ってくれます。
万が一湯船に落としてしまっても、防水ケースのおかげで助かるケースもあるでしょう。
安全性を保つために、なるべく高性能な防水ケースを用意することをおすすめします!
防水ケースをジップロックで代用する※使い方に注意
ジップロックを防水ケースの代わりに使う方法もあります。
しかし、ジップロックは穴があく場合があるので、新品を使うようにしましょう。
とはいえ、操作性や視認性が損なわれるほか、薄く耐久性も心もとないので、ジップロックの使用はあまりおすすめできません。
iPhoneをお風呂で使うのは良くない?その理由
iPhoneをお風呂で使うのは良くないと、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、iPhone 12ほどの高性能な防水性能をもってしても、お風呂では故障するリスクが少なからずあります。
故障によるデータ損失や修理代の発生など、数多くの危険が潜んでいるので、筆者としても「iPhoneをお風呂で使うのは良くない」と思います。
iPhoneなどのスマホをお風呂で使う危険性について詳しくは、下記の記事をお読みください。
お風呂でiPhone 12が壊れたら?対処法を紹介
iPhone 12がもしお風呂で壊れた場合の対処法も知っておきましょう。
正しい対処をすることで、修理での復旧率を上げられます。
また、してはいけない対処法について詳しく解説した記事もあるので、詳しくはこちらもご覧ください。
電源を切り水気を拭き取る
まず最優先で行うべきは、iPhoneの電源を切ることです。
電源を入れたままにしていると、中に侵入した水と電気の接触によるショートが起こり、さらなる故障に繋がります。
電源を切ったら、タオルなどで優しく外側の水気を拭き取ってください。
自然乾燥させつつ早めに修理店や購入ショップへ
乾燥は自然乾燥に専念し、早めに修理店や購入ショップに診てもらいましょう。
してはいけない乾燥方法として、ドライヤーやヒーターの温風を当てるなどがあります。
これらはiPhone内部の奥深くまで水を侵入させる危険があるので、自然乾燥以外の方法はしないようにしましょう。
iPhone 12をお風呂で使う際は落とさないよう注意!防水は機能しないと思っていい
今回の記事をまとめていきます。
お風呂でiPhoneが使えると便利ですが、まだ実用レベルの防水性能がありません。
筆者としては、完全防水のiPhoneが発売されてから利用するのが無難だと思います。
スマホは大切なライフラインなので、故障させないように慎重に判断してからお風呂に持っていきましょう!